Case Study 施工事例紹介

#054

フローリングの部分補修

― コストを抑えながら美観を回復する補修工事事例 ―

築20年以上が経過した住宅では、フローリングにさまざまな経年劣化が見られるようになります。
キズやへこみ、日焼けによる色あせ、表面の剥がれなど、使用年数に応じたトラブルは避けられません。

一般的にはフローリングの全面貼り替えが検討されますが、工事範囲が大きくなり、費用や工期の負担も増えてしまいます。

今回の事例では、既存フローリングを活かしながら必要な部分のみを補修することで、コストと工事負担を最小限に抑えた施工を行いました。

★今回の施工で工夫したポイント★

① 全面貼り替えではなく部分補修を採用

古いフローリングは、すべてが傷んでいるわけではなく、一部のみ補修が必要なケースも少なくありません。
今回の施工では、全面貼り替えではなく、傷みが目立つ箇所のみを補修する方法を採用しました。
これにより、
・工事費用を抑えられる
・工事期間を短縮できる
・廃材の発生を最小限にできる
といったメリットが得られます。

② 古いナラ材フローリングへの対応

築20年以上の住宅では、ナラ材を使用したフローリングが多く採用されています。
しかし、当時のフローリングはすでに廃番となっているものも多く、同じ色味やサイズの商品を入手することは困難です。
また、近年のフローリングは色柄や仕様が変化しているため、一部分だけ新しい材料に交換すると違和感が生じてしまいます。
そこで今回は、既存フローリングの質感や木目に近いナラ材(柾目)の突板ベニアを使用しました。

③ フロアタイルではなく突板補修を選択

コストを抑える方法としてフロアタイルを重ね貼りする方法もありますが、
・木質感が異なる
・厚みが増してしまう
・敷居や建具との高さ調整が必要になる
といった課題があります。
今回の施工では、既存フローリングとの一体感を重視し、突板ベニアによる補修を採用しました。
既存の床との段差を抑えながら、自然な仕上がりを実現しています。

④ フローリング幅に合わせた加工と塗装仕上げ

既存フローリングは表面材が約3mm程度の合板で構成されています。
今回使用したナラ材(柾目)の突板ベニアを、既存フローリングの幅に合わせて加工し、補修箇所へ貼り付けました。
仕上げにはウレタン塗装を施し、
・耐久性の向上
・色味の調整
・周囲との一体感の確保
を実現しています。
補修箇所だけが目立つことなく、既存フローリングに自然になじむ仕上がりとなりました。


フローリングの劣化が見られた場合、必ずしも全面貼り替えが最適な選択とは限りません。
本事例では、既存フローリングの状態を見極めたうえで、ナラ材(柾目)の突板ベニアを用いた部分補修を採用。
美観を回復しながら、コストと工事範囲を最小限に抑えることができました。
素材や工法を適切に選択することで、住まいの価値を維持しながら効率的な修繕を実現した施工事例です。

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データ

施工期間 1日
施工種別 修繕
担当者 長﨑
使用した商品・材料

リフォームポイント

  • 1全面貼り替えではなく部分補修を採用

    古いフローリングは、すべてが傷んでいるわけではなく、一部のみ補修が必要なケースも少なくありません。
    今回の施工では、全面貼り替えではなく、傷みが目立つ箇所のみを補修する方法を採用しました。

  • 2古いナラ材フローリングへの対応

    築20年以上の住宅では、ナラ材を使用したフローリングが多く採用されています。しかし、当時のフローリングはすでに廃番となっているものも多く、同じ色味やサイズの商品を入手することは困難です。そこで今回は、既存フローリングの質感や木目に近いナラ材(柾目)の突板ベニアを使用しました。

  • 3フロアタイルではなく突板補修を選択

    今回の施工では、既存フローリングとの一体感を重視し、突板ベニアによる補修を採用しました。
    既存の床との段差を抑えながら、自然な仕上がりを実現しています。