Case Study 施工事例紹介

#052

壁を取り払い、暮らしを広げるリノベーション

築50年近くが経過した2LDKのマンションを、現代のライフスタイルに合わせてフルリノベーションしました。
老朽化していた設備はすべて刷新し、キッチン・浴室・洗面・トイレなどの住宅設備に加え、給水・給湯管も新規交換。
目に見える部分だけでなく、住まいの基盤となるインフラ部分まで一新しています。
今回のリフォームでは、閉鎖的だったキッチンを開放的なLDKへ変更し、さらに洋室を3部屋へ増設。
築古マンション特有の「低い天井」「規格外建具」「床の不陸」「特殊な配管ルート」といった課題にも細かく対応し、
快適性と機能性を兼ね備えた住空間へと再生しました。


今回のリフォームで工夫したポイント

① キッチンレイアウトを一新 ― 閉鎖的な空間を開放的なLDKへ

もともとのキッチンは、リビングと壁で仕切られた独立型の配置となっており、空間が分断されていました。
今回の改修では、その壁を撤去し、さらにキッチンの向きを180度変更。
リビングと一体化したオープンなLDKへ再構築しました。
これにより、
・リビング全体を見渡せる開放感
・家族とのコミュニケーションが取りやすい空間
・光や視線が抜ける現代的な間取り
を実現しています。

② 2LDKから3LDKへ変更 ― 現代の需要に合わせた間取り設計

既存の2LDKから、洋室3部屋を備えた3LDKへ変更しました。
近年は、
・在宅ワーク
・子ども部屋需要
・趣味室や収納兼用スペース
など、「部屋数」を重視するニーズが高まっています。
限られた面積の中でも、採光や動線、家具配置を考慮しながら、使いやすい3LDKへと再設計しました。

③ 天井高と建具サイズの見直し ― 築古特有の圧迫感を改善

築年数の古い建物のため、既存建具は現在の規格とは異なる低めのサイズとなっていました。
今回のリフォームでは、天井を可能な限り高く確保し、それに合わせて建具も高さのある仕様へ変更。
縦方向のラインを強調することで、
・空間の広がり
・圧迫感の軽減
・現代的な印象
を生み出しています。

④ 床の不陸調整 ― 施工精度を高める床レベル調整

既存床は不陸(水平のばらつき)が大きく、そのままでは仕上がりや建具納まりに影響が出る状態でした。
そのため今回の施工では、床のレベル調整を丁寧に実施。
限られた条件の中で高さを細かく調整しながら、空間全体のバランスを整えています。
また、床材には直張り防音フローリングを採用し、マンションに求められる遮音性能にも配慮しました。
築年数の古いマンションでは、こうした下地精度が仕上がりの美しさや住み心地に大きく影響します。
見えない部分だからこそ、丁寧な施工を行っています。

⑤ エアコン配管ルートの再構築 ― 制約の中で設備更新を実現

既存のエアコン配管は、スラブ下を通る構造となっており、新しい設備計画において大きな制約となっていました。
今回の改修では、天井内・壁内スペースを細かく検討しながら、配管ルートを確保。
設備更新と空間デザインを両立できるよう施工方法を工夫しました。
築古マンションでは、こうした“見えない部分”の調整が住み心地を大きく左右します。
細部まで丁寧に対応することで、快適に暮らせる住環境へと整えています。

フォトギャラリー

データ

施工期間 約3ヶ月
施工種別 リノベーション
担当者 長﨑
使用した商品・材料 【建 材】
・建具 ウッドワン ドレタス (パールホワイト色)
【住 設】
・ユニットバス LIXIL リノビオP 1216サイズ
・システムキッチン クリナップ ラクエラ 1950サイズ
・洗面台 Panasonic シーライン D530タイプ
・ウォシュレット一体型便器 TOTO ZR
【内装材】
・クロス サンゲツ:SP・ZSB(SP2514、ZSB114)
・フロアタイル サンゲツ:IS(IS-2084、IS2030-C)

リフォームポイント

Before

After

  • 1キッチンレイアウトを一新

    もともとのキッチンは、リビングと壁で仕切られた独立型の配置となっており、空間が分断されていました。
    今回の改修では、その壁を撤去し、さらにキッチンの向きを180度変更。
    リビングと一体化したオープンなLDKへ再構築しました。

  • 22LDKから3LDKへ変更

    既存の2LDKから、洋室3部屋を備えた3LDKへ変更しました。
    近年は、「部屋数」を重視するニーズが高まっています。
    限られた面積の中でも、採光や動線、家具配置を考慮しながら、
    使いやすい3LDKへと再設計しました。

  • 3天井高と建具サイズの見直し

    築年数の古い建物のため、既存建具は現在の規格とは異なる低めのサイズとなっていました。今回のリフォームでは、天井を可能な限り高く確保し、それに合わせて建具も高さのある仕様へ変更。
    縦方向のラインを強調することで、「空間の広がり・圧迫感の軽減・現代的な印象」を生み出しています。

  • 4床の不陸調整

    既存床は不陸(水平のばらつき)が大きく、そのままでは仕上がりや建具納まりに影響が出る状態でした。
    そのため今回の施工では、床のレベル調整を丁寧に実施。
    限られた条件の中で高さを細かく調整しながら、空間全体のバランスを整えています。